コンサルティング

経営ビジョンの作り方と浸透方法

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目指す先がないと始まらない

「会社のビジョンやミッションを作ったはいいが、意味がないと感じる」

と仰られる経営者の方は多いように思います。

「実際、大事って言われるから作ったは良いけど、どう活用したらいいか分からない!理念なんかで飯が食えるか!」

というのがそういう方々の本音ではないでしょうか?

 

実際、ひと昔前の自分もそう思っていました。

だって、実際にお客様が反応するのは、自分にとっての目先の利益だったり、悩みを解決してくれそうなことがほとんどだったからです。

自らの想いや考えを伝えたところで、一切届かないんですよね~

だから、誇大広告や煽りの手法で買ってもらったり、人々を動かそうとするのが主流になってしまうのだと思います。

 

が、しかしです!

いつの時代も、長い間喜ばれたり、ファンになってもらえたり、大きく社会を変えたりするのは、『想い』や『思考』なのです。

 

『think different(違うことを考えよう)』

これはアップル社の掲げた信条ですが、実際にその商品に見合ったモノをアップル社は作ってきました。

iphone

iTunes

ipad

・・・

これらの商品は、「想い」などを大切にしていないのに開発出来ますかね?

アップルのことが大好きな人達は、アップル以外の商品を買わないそうです。

何故なら、アップルの商品というよりかは、「こだわり(想い)」を買っているから・・・

 

もっとシンプルに分かりやすくいいますね。

ライト兄弟は、「空を飛びたい」と思いました。

そして、資金もメンバーも足りないだらけの状況から『実際に空を飛ぶ飛行機』というものを作り上げたのです。

実は同時期に別の人が、莫大な資金と優秀なメンバー、最新の知識などを携えて開発もされていたようです。

しかしながら、そちらが本当の意味で求めていたのは、「空を飛ぶこと」ではなく、偉業や富を成すことでした。

なので、ライト兄弟が飛行機を作ったということを聞いてから、ライト兄弟の飛行機作りの手伝いをするのではなく、すぐに「飛行機開発」の仕事から手を引いてしまったのです。

 

偉業や富を成したいと思うことは全く問題ないと思います。

そういった欲望が、強いエネルギーを生むのも確かでしょう。

しかしながら、そういった想いをミッションやビジョンに掲げていたのでは、人々を幸せにするための商品やサービスは生まれないと思います。

理由は先ほど書かせて頂いた内容の通りですね。

本当の意味で、人々の心をとらえるものは、『想い』が具現化された商品やサービスだからです。

 

なので、会社の軸として、あるいは、存在意義として、あるいは、目指す最終ゴールとして、絶対に忘れてはいけないのが、経営ビジョンだと私は思っています。

そして、それをしっかりと理解した上で、自分達は何を目指しているのか?どんな社会を創りたいのか?を言語化し、実際にそれらを体現させるために行動していく必要があるのではないでしょうか?

 

更に言えば、順調に進んでいた事業が傾きかけた時、本当の意味で心の支えになるのも、ビジョンやミッションだと思います。

本当にこの道でいいのだろうか?自分達は間違った方向に進んでいないだろうか?という強烈な恐怖に対しての拠り所にもなってくれるのです。

なので、まずはこの辺りの経営ビジョンの必要性を理解された上でこの後ご説明する経営ビジョンの作り方を読んで頂けたらと思います。

まずは押さえて頂きたい、理念の全体像

さて、早速本題の方に入っていきたいのですが、まずは、理念全体の関係を見ていきたいと思っています。

これは様々な情報が流れているので、一概にコレが正しい!というのは言えないと思っているのですが、あくまでも「私の場合はこう捉えています!」というものをご説明していきます。

言葉の定義がしっかりとしていないと、言語化する際に納得できないモノになってしまうからです。

 

そもそも大前提として、考えておきたいのが、何度も書いていますように、

「ビジネス=人を喜ばせた対価として報酬を貰えるもの」

です。

勿論、そういう論理で進まなくてもお金は稼いだりできるのですが、長期的に見ると失敗してしまったり、精神的に不安を抱えながら仕事をすることになります。

(※ちなみに昨日素晴らしい経営者の方と飲み会だったのですが、上場前の社長さんで、稼ぎは物凄いけど、本当にお客様の喜ぶ仕事が出来ていないと精神的に不安を感じながら前に進んでいるらしいです。)

 

なので、掲げる経営ビジョンの向きとしては、「人を幸せにする!喜ばせる(貢献)」というものであり、抽象度が高いものになります。

この部分は抽象度が高く、実現不可能に感じられるくらい大きくても全く問題がないと思います。

何故なら、商品やサービスは時代やニーズの変化で変わってしまうと思いますが、そうした変化にも揺るがない大元の軸となるからです。

 

これらを踏まえた上で経営ビジョンというモノをどう定義したかと言いますと、

経営ビジョン=志=ユートピア=実現させたい社会=実現させたい世界

です。

会社の事業を通して、実現させたい最終ゴールと言っても良いでしょう。

 

そして、抽象度が高くなれば、高くなるほど出てくる答えは、同じようになると思います。

ようは、基本、人は皆幸せになりたがっているので、「皆が幸せになる」というような世界を創ることに近くなっていくからです。

 

ソフトバンクの場合は「情報革命で人々を幸せに!」がそれにあたりますよね。

ちなみに、ウチの会社の場合は「自他を幸福に出来る人々で埋め尽くされた社会の創造」になります。

なので、常にどうやったらお客様が「自分とお客様」を両方幸せに出来るようになるにはどうしたらいいんだろう?みたいなことばかり考えています。

勿論、自社とお客様との間においてもですね。

顧客サービスビジョン

そして、その大きな経営ビジョンをより具体的にしたのが、「商品」や「サービス」でお客様をお連れする未来であり、ウチの場合は『顧客サービスビジョン』というように定義しています。

ようは、先ほどのソフトバンクであれば、インターネットで誰もが情報を検索できるようにしたyahooであったり、NTTを相手に事業を立ち上げ、通信料金を安くしてくれたソフトバンクの事業であったりがそれにあたります。

 

商品やサービスも大事なのですが、本当に大事なのはそれらの商品やサービスを通して得られる結果ですよね?

意外と多くの方が、どうやるか?に集中し過ぎていて、お客様が幸せになる未来を描けていません

なので、当社の場合では、具体的にお客様をお連れする幸せな未来も明確にすることを推奨しているのです。

 

顧客サービスビジョン=具体的にお客様をお連れする幸せな未来=事業ビジョン

 

こちらに関しては、事業ごとに変わってしまうとは思いますが、大事なのは経営ビジョンとの整合性です。

儲かるから!という理由だけで、経営ビジョンとそれた事業をやってしまうと「お金は付いてきても心が付いてきません!」

勿論、お客様に求められること優先でなければ商品が売れませんので、ここは難しいところだと思いますが、市場のニーズ、自分達の強み、競合、情熱、良心などを含めた形で最適なビジョンを策定する必要があるでしょう。

実現ビジョン

ちょっと長くなりますが、続けていきますと「顧客サービスビジョン」を実現した後に報われるビジョンも明確にする必要があります。

これは、なぜかと言いますと、「事業を成功させるのは簡単じゃない」からです。

 

色々と思ったようにいかないことがありますし、上手くいったと思ったら、また更に問題が発生するという循環を繰り返すことになります。

なので、そのビジョンが実現された時に得られる報酬や感情を予め明確にさせておくことで、モチベーションが尽きない状況だったり、諦めきれない状況を作っておくのです。

私の会社の顧客サービスビジョンは「社長が一ヶ月会社にいなくても拡大、成長するドリームカンパニー」を作ることですが、そんな会社が創れたら間違いなくウチの売上は上昇し、様々な恩恵を受けられるようになります。

 

なので、私は中々上手くいかない会社がいたとしても、このコンサルの仕事を続けられますし、頑張り続けることが出来るのです。

「どれだけ本気で手に入れたい!と感じられる未来を描き切れるか?」

これが最後まで諦めずにその事業を取り組み続けられる秘密だと思っています。

 

経営ミッション、事業ミッション

もしかしたら、経営ミッションや事業ミッションが先で、経営ビジョンが後に定まる!という方もいるかもしれませんが、私は基本的にビジョンを決めてからミッションを定めることを推奨しています。

理由としましては、ミッションから策定してしまうと、人々から求められないミッションになってしまったり、ビジョンとの整合性がとれないミッションになってしまったりするからです。

 

例えば、ウチの事業ビジョンの場合、「社長が一ヶ月会社にいなくても拡大、成長するドリームカンパニー」を作るというビジョンに対して「人が無意識的に喜びながら仕事が出来る状態を作り出すこと」となっていますが、以前は別のミッションを掲げていました。

自社の強みや競合との差を分析したところ、連れて行きたいビジョンに対してのやるべき内容が変わったからなんですね。(経営ミッションに関しては抽象度が高いのであまり変更はない)

やる内容が変更されれば、当然、その実現のために行うべきミッションも変更されていきます。

ミッションとは、使命と言いますが、私にとっては役割だと思っています。

なので、ビジョン実現で果たすべき役割が変わればミッションも変わっていくのです。

 

どんな社会、どんな世界を描きたいのか?そして、それらをどう具体的なサービスに落とし込むか?そして、それらの実現のために自分達が果たすべき使命、役割は何か?

そんな捉え方をしてもらえれば、全体像を捉えやすいと思います。

 

どんな会社を目指すのか?(カンパニースピリッツ)

さて、最後になりますが、これまでは社会に対して向いていた向きを、今度は自分達の会社に向けて、目指すべき方向性を指示したモノを『カンパニースピリッツ』と私は読んでいます。

これは、私の師匠である和仁達也さんが、ディズニーランドを作った「堀貞一郎」さんに教えて頂いた内容だそうですが、私也の解釈でお伝えさせて頂きます。

 

私にとってのカンパニースピリッツとは、会社の文化に近いようなモノでして、「この会社の雰囲気ってこんな風にしたいよね?」を明文化させたものだと思っています。

ちなみにウチの会社のカンパニースピリッツは、「家族のように親密に、ワクワクを大切に」です。

社員は家族だと思っていますし、常に仕事に対してワクワク出来る会社で在りたいと思っています。

これらを意識するか?しないか?だけで会社の雰囲気というものはぐんと変わってくると思っています。

世間一般でいう理念はここに近いでしょう。

 

「あぁ、こんな想いでやっている会社なんだ!」

 

って社員さんに思ってもらえ、集まりやすくなるのがこのカンパニースピリッツです。

社長なりの会社に対する想いを入れ込んでみて下さいね。

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ABOUT ME
福本 翔吾
1987年生まれ。 鹿児島大学を卒業後、建設会社で現場管理人と、経営コンサルタントを経験した後、インターネットビジネスで独立。 現在、社長が一ヶ月会社にいなくても拡大、成長する組織作りをメインに活動中。 コンサルティングの特徴としては、『答えを教える』というよりかは、経営者の想いを整理して言語化したり、抜けや盲点に気付かせたりすることで『納得のいく最適解』に早くたどり着かせる伴走者のようなサポートをすること。 または、社員さんに対する研修や経営会議などによって、経営意識をもたし、自発的な行動を起こす組織作りを得意とする。 大きな夢として、「自分と他人を”一緒に”幸せに出来る人で埋め尽くされた社会を創る」というものがあり、その夢を基準とした活動を続けている。
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