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どうして、経営ミッションやビジョン、理念等の”軸”が必要なのか?

ビジョン
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こんにちは。

経営パートナーコーチの福本翔吾です。

 

今日は、私が最も経営において最も大事だと感じており、会社の軸ともなる、「経営ミッション」「経営ビジョン」、「経営理念」、「クレド(行動指針)」等の必要性、重要性について書かせて頂こうかと思います。

 

まず、一つ質問をさせて下さい。

あなたの会社は、会社のミッションや理念、ビジョン、クレドをお持ちでしょうか?

「ウチの会社は小さいからそんなの必要ないよ」

「理念やミッションで飯が食えるか!」

なんてこと、思ったりしていませんか?

 

しかし、それは非常に勿体ない考え方だということを最初に言わせてください。

 

なぜなら、経営ミッションや理念、ビジョンなどを描けていないと、全ての行動があやふやになるからです。

 

例えば、

「自分は人を助けるのが生きがいだ!使命だ!自分は二の次だ」

と考えている人と

「人を助けるのは大切だが、まずは自分のために生きるのが正直な生き方で、本来の人間の姿だ!」

と考えている人がいた場合、目の前で人が困った顔でオロオロしているのを見かけた時の反応はどうなるでしょうか?

・・・

両者で明らかに異なる行動をとることが予想出来ますよね?

 

恐らく前者は、真っ先に「何かお困りですか?」と聞くと思いますし、後者はちょっと気になるが、別の人が助けてくれるだろう!とか、いきなり声を掛けるのはどうかな~と躊躇した形での選択肢をとるかもしれません。

どちらにせよ、全く異なる反応をとることは予測されるでしょう。

どうして、同じ人助けは大切だと考えている二人なのに、このような差が出るのでしょうか?

 

なぜならそれは、前者と後者では、そもそもの思考の出発点が異なるからです。

片や、人が困っていれば何が何でも助けないといけないと思っている人と、まずは自分の体裁などの方が大事だなと考えている人がいれば、それは根本的価値観が異なるので、思考パターン、行動パターンが変わって当然です。

しかし、この当たり前のことですが、当たり前に自分達の『考え方の元となる出発点』を設定していないのが多くの”会社”というものです。

 

商品やサービスを販売する際、自分の大切にしている理念に沿った商品となっているでしょうか?あるいは、販促方法はそれに沿った形になっているでしょうか?

人を雇う際、その人はあなたの会社にふさわしいといえる明確な基準があるでしょうか?

事業の拡大を考える際、本来の目的だった理念に沿った経営判断が出来ているでしょうか?

 

明らかに、大元の判断基準がズレたモノだと本当に大切にしたかったことが何なのか?が見えず、長期的に上手くいかなくなることが予想出来ますよね?

家族を幸せにするために仕事を頑張っていた男性の方が、いつの間にか仕事だけが家族を幸せにするための手段だと考えるようになってしまい、家族との関係性が上手くいかなくなってしまった!なんて事がよくあるように、会社もしっかりと大切なモノを最初の段階に定めていないと、段々と軸がぶれてしまい、最後には何が本当にしたかったのか?何で社員が誰もついてきてくれないのか?等と、会社の存在意義自体に疑問を持つようになってしまったりします。

 

ですから、経営には、ミッションや理念、ビジョンなどの会社の方向性を決める軸(基準)が必要だと私は考えます!

これから細かく説明していきますが、本当にこの経営ミッションや理念、ビジョンを描くことが御社の思考や行動の起点となり、「会社のこれからの発展を全て左右する!」と言っても良いほど重要なことだとご理解頂けると思います。

是非、自らの経営にミッションや理念、ビジョンを持ち込めていない方は、この記事を一つのきっかけにして、自らの会社の軸を作り上げてみて下さい。

 

まずは、定義をしっかりと行おう!経営ミッション、経営理念、経営ビジョンとは何なのか?

定義

経営ミッションや理念、ビジョンの大切さの話をする前に、まずは、それぞれの言葉の定義から行わせて下さい!

言葉の定義をしっかりと行っていないと、あやふやな理解のまま、あやふやなイメージが立ってしまい、自分にも他人にも、明快な説明が出来なくなり、結局、軸に沿った思考や行動が出来なくなってしまいますので。

こちらは、様々な説があって定義しずらい部分もあるとは思いますが、私が今まで勉強してきた中で、最もこれらの定義を分かりやすく解説して下さっている、私の師匠でもある和仁達也先生の定義をお手本とさせて頂きます。

 

下の図をご覧ください。

こちらは和仁先生が作成された、経営ミッション、経営理念、ビジョン、セルフイメージなどを分かりやすい図に表したモノですが、見ても分かる通り、過去から現在、未来に向けて時間軸が示され、それぞれの定義が分かりやすく説明されています。

まず、経営ミッションというものは使命感をもってやること。

つまりは、あなたの会社が何の目的を持って社会に存在しているのか?そして、どのような使命感をもって取り組んでいるのか?を定義したものが経営ミッションです。

 

私の会社の場合ですと、経営ミッションは、

人間の無限の可能性を引き出し、人類の健全な進化と幸福に貢献すること

としており、経営コンサルという事業のミッションとしては、

社長や社員の可能性を最大限に引き出し、その会社の持つ夢やビジョンを実現するサポートをすること

としています。

この二つは、抽象度の高さの違いこそあれ、基本的に同じようなことを述べています。

つまり、私の会社運営をする目的は、人の能力を最大限に引き出すお手伝いをすることだと考えているワケですね。

 

これがあるだけで、私は随分と仕事に対するプライドと使命感が沸き上がるようになりました。

この軸に沿った仕事であれば、何が何でもやり遂げなければ!と思うようになったのです。

すると、不思議なモノでありとあらゆる視点で物事を捉えるようになり、経営コンサルとは関係のないような社長をサポートする方法を思いついたりするようになりました。

コーチングなどもその一つです。

 

あなたの会社では、絶対にウチはここだけは外さないでやれている!という軸はありますか?使命感がある部分がありますか?

使命感を感じる部分は何か?をしっかりと定義している会社は強いです。

何が何でもやらなければならない!という強い決意がありますからね。

多少の無理難題も、これはウチの使命だから!と平気で挑戦したりします。

例えば、私のクライアントの一つで、会社のミッションを「ユートピア創造企業」とし、新しいエネルギーを開発し、エネルギー業界への参入を試みているところがあります。

エネルギー業界といえば、当然、利権争いが最も過激であり、下手をすれば命を狙われるレベルのビジネス分野だと分かると思いますが、その会社の社長にとっては、自らの使命だと考えているので、「やるしかない!やらなければならない!」という気持ちが湧くのだそうです。

ここまで強い意志を持った社長が率いる会社です。

今後どんな発展があるか?容易に想像できますよね?(^^)

他社には真似できない方法もこの軸一つで生まれたりしますので、是非、経営ミッションを制定されていない方は、策定されることをお薦め致します。

 

さて、お次は、経営理念に関してです。

和仁先生は、カンパニースピリッツとおっしゃっていますが、カンパニースピリッツ=経営理念と考えて貰って結構です。

この経営理念とは、書いてあるとおり、仲間が集まるあなたならではのこだわり、軸ですね。

私の場合ですと、クライアント一人一人の能力を最大限に引き出すことに重きを置いていますが、その際にどのような態度で接すれば良いか?というのを考えた時、

家族のように親密に

という言葉が思いついたので、それをそのまま採用することにしました。

 

なんとなくイメージして頂けると思いますが、クライアントとして接するというよりも、家族を大切に思うくらい真剣に一人一人のお客様と向き合って、家族に接するときと同じような思いやりを持って接することで、相手の方に信頼してもらい、長期的なお付き合いをしていきたいという想いが埋め込まれています。

この理念を定めたおかげで、ちょっと、自分だけが得をしそうになった時でも、「あれ?これは家族に対してもやることなの?」などという質問や「本当にお客様が家族だと考えた場合は、こういう接し方はすべきじゃないよな」などという自分への戒めにもなります。

理念は、本当に経営に落としていかないと意味がない、タダの飾りとなってしまいますので、実際に社員さん達にも自分の職場でどのように体現できるか?常に問いかけ続けることが非常に大切です。

 

後程説明しますが、理念を体現する際に、クレドを併用して定めることで、社員一人一人にどのような行動をとることが理念を会社に落とし込んでいることなのか?が理解できるようになるので、まずは、社長のあなたの強い想い一つで良いと思います。

本当に、ウチの会社はこういうカラーでやっていくんだ!という強い想いを乗せた理念を定めてみて下さい。

そうした想いが、沢山の優秀な人材を集めることになり、強い一体感をもった会社を創る基礎となるのです。

 

さて、もう一つ、今度はビジョンに関してのお話をさせて頂きます。

ビジョンとは、まさに未来で成し遂げたいこと!

例えば、私の場合はビジョンを、社会への貢献、売り上げ、仲間、お客様、商品、事業、エリア、戦略といった形で細分化し、それぞれにおいての1,3,10年後のビジョンを掲げています。

当然、経営を行っていくうえで、定めたビジョンは変わっていきますが、定めている場合と定めていない人の場合ではまるっきり結果が異なってくるので不思議です。

 

目標を立てることは大事!

恐らく、どの本でも書いてある内容ですし、皆さん、当たり前に知っていることでしょう。

しかし、本当に真剣にビジョンを描いたりしたことがある人はいるでしょうか?しかも、とても『明確に』です。

 

この作業は、本当に大変です。

 

とても、頭に汗を書きますし、意外と多くの人が将来のビジョンなどを描いたことがなく、書き出すことを始めた瞬間に、これまで漠然とした考えだけで進んでいたということが、「明確にして紙に書き出すことで」分かるからです。

 

「だからって、ビジョンを描いたところで、実際実現しないだろう?」

 

もしかしたら、このような考えを持った方もいるかもしれません・・・。

 

しかし、それは大きな間違いです!

 

なぜなら、とある有名大学で、ビジョン(目標)を持って生活していた生徒と、ビジョン(目標)を持たないで生活していた生徒の大学卒業後の資産を調べた所、ビジョン(目標)を持って生活していた生徒の資産が、ビジョン(目標)を持たずに生活していた生徒よりも圧倒的に多かったという研究結果が出ているからです。

ちなみにですが、ビジョン(目標)を持って生活していた生徒というのは、全生徒のわずか5%程度!

つまり、たった5%の生徒だけで、残りの95%の生徒の総資産を上回っていたのです!

如何に、ビジョン(目標)を立てた方が良いか!が分かりますよね?

 

軸が定まったら、具体的なアクションプラン、浸透を考える!

さて、経営理念、経営ミッション、経営ビジョンの大切さとそれぞれの定義などはご理解いただけたと思います。

ここからは、それらの”会社の軸”を定めた後に具体的にどのように行動していけば良いのか?というのを書いていこうと思います。

まずは下のリンクをクリックしてみてください。

 

ビジョン実現のための12ヶ月実践アクションプラン

 

これは、私が最初のビジョンを実践しようとしたときの、実際のアクションプランです。

私の場合は、経営コンサルの仕事をまずはとらなければならなかったので、どんな営業活動をやるべきか?等を考えて、アクションプランに落としこんだり、ホームページでも人を集めたいと思っていたので、サイトを作成するための計画などをアクションプランに落とし込みました。

・・・

これだけのこと、やっている中小企業の社長さんって多いでしょうか?少ないでしょうか?

・・・

実はほとんど見たことがありませんっ!

 

だからこそ、やっている人とやっていない人とでは、圧倒的な差が着くのだと思います!

 

実際にやるべき方向性も決まって軸も決まったのです。

あとは、具体的にアクションに移さないといけませんよね?(^^)

ですから、しっかりとそこも考えたことを言語化し、アクションプランに落とし込みましょう。

こうすることで、圧倒的に行動のスピードも上がりますし、順調に進んでいるか?そうでないか?の進捗状況もつかめるようになります。

 

ここまで来たら、後は社員の方々に落とし込めば大丈夫ですよね?

しっかりと、会社の方向性も決まり、やるべきことも決まり、判断基準も決まっているのです。

社員の人達も何をやらなければならないのか?

我々は何のために働いているのか?

本当にこの会社で働くべきなのか?

全てを理解し、各自で多くの判断が出来るようになっています。

 

よく、多くの社長さんから聞く言葉で、社員一人一人の方に主体性を持たせたい!ということを聞きますが、そうした主体性を持たせるには、ここまでの下準備をしておかなければならないのです。

社員の人も大きな軸が分かっていなければ、動きようがありませんからね。

まずは、社長がこうした会社の方向性を示してあげましょう。

そうすることで、会社に対して働き甲斐を持つようになり、自分達で考えて、自分達で行動することの出来る社員を育成することが出来ますので。

 

経営理念や経営ミッション、経営ビジョンを定めると心が安定する?

さて、これまで経営ミッション、経営理念、経営ビジョンを定める大切さを語らせて頂きましたが如何だったでしょうか?

思った以上の大きなメリットがあったり、会社を経営する上で必要なんだという実感がわいたのではないでしょうか?

最後にもう一度、復習のためにそれぞれの軸を定めるメリットをまとめておきたいと思います!(^^♪

経営ミッションを定めるメリット

・あなたや、社員全員に、「私達はこれほど大いなる役割を果たしているんだ!」と、自らを奮い立たせ、仕事に対して誇りを持ってもらえる。

・あなたが本当にやりたい、やらなければならない!と思うことに対して、ブレない軸を持たせることが出来、なおかつ、この変化の多い時代において自分たちが何のために仕事をしているのか?という明確な目的意識を持つことが出来るようになる。

・高次元のミッションを定めることにより、目先の利益などに捉われず、より多くの仲間が集まり、そして、そのミッションのために動いてくれるようになる。

・自分達の会社が、社会に対して、しっかりとした役割を持って存在していることを自分達も認識することが出来、なおかつ、社外にも、その必要性を示しやすくなる。

経営理念を定めるメリット

・全社員の意思の統一を図ることでもあり、心のベクトルを終結させ、会社の目標に向かって、求心力を増すために必要である。

・マーケティングの際にも、理念が定まっていることで、特徴的なサービス、商品が提供することが出来、他社との差別化にもつながる。

・あらゆるトラベル、アクシデントなどが起きた際にも、経営者がブレずに本来あるべきの意思決定をするためにも使われる。

・社会的にも自社の経営に対する考え方を示す対外的な意思表示でもあり、取引先や金融機関にも安心感や信頼感を与える効果などがある。

・社員を募集する際などに、自社の価値観に沿った社員が集まりやすくなる。

経営ビジョンを定めるメリット

・自分の思い描いているビジョンが叶えやすくなる。

・社員の人達にも会社の進みたい方向性を明確に示すこととなり、チームとしての力を発揮しやすくなる。

・明確なビジョンを描くことで、具体的に何を今後していかなければならないのか?というアクションプランが描けるようになる。

・先に考えて行動することになるので、急な問題や行きあたりばったりの経営がなくなる。

etc….

上記を見て頂いても分かる通り、とても様々なメリットが得られることが分かりますよね?

しかし、私が実際に自分の経営ミッションや理念を定めてみて思ったのは、圧倒的な安心感です。

やっぱり、人は、「自分は何者か?何のために存在しているのか?」というアイデンティティを求める生き物なのです。

ですから、自らの軸を定めることで、自分の向かっている方向性、行動に自信を持つことが出来るようになり、心が落ち着き、安心するのだと思うのです。

実際、これまで大きな会社に成長してきた大企業は全て、こうしたミッションや理念、ビジョンを大切にしています。

あなたも是非、背筋がゾクゾクするような会社の”軸”を定めてみて下さいね(^^)/

 

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