経営ビジョン

目先の仕事ばかりに捉われると、ずっとうまくいかない!

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こんにちは!

経営パートナーコーチの福本です。

 

よく経営者の方で、「社員がもっと働いてくれるようになるにはどうしたらいいかな?」と相談される方がいます。

よくよく話を聞いていくと、

「俺は、朝から晩まで働いていて、土日もないくらい働いている。でも、そんな俺の姿を見せているのに、社員がそこまで頑張ってくれないんだよな~。だから売り上げも中々上がらないし、社員も俺も楽にならない。どうやったらもっと優秀な社員が来るんだろうか?」

というような話でした。

確かに、経営者の方は物凄く働いていますし、一番仕事をしているでしょう。

 

しかしです。

一つだけ気が付いて頂きたいのは、

『そもそも、なぜ?そんなに忙しいのか?』

ということに関する疑問です。

 

滅茶苦茶売り上げをあげている会社の社長は全員が全員そこまで忙しいでしょうか?

朝から晩まで働いていて、優秀な人材が周りにいない!とボヤいているでしょうか?

・・・

意外と、物凄い売り上げや利益を叩き出している会社の社長って何もしていないことが多いんですよ。

ということは・・・?

明らかに別の原因がありますよね?

 

私の知る限りでは、大抵こうした「時間がとれない!」という課題を掲げた社長は、目先の仕事ばかりに捉われているように思います。

本当に、今やるべき仕事はその仕事なのでしょうか?

今日は、忙しくて時間が全くとれない社長がそういった状況になる原因について探っていこうと思います。

 

原因①そのビジネスモデル、本当にすぐ利益が出ますか?

まず、原因で一番多いのがコレです。

自分の会社の損益分岐点を知らず、何となく仕事をとってしまっている!という部分です。

 

今まで、何度も話してきました。

多くの経営者の方がドンブリ経営だと・・・

ドンブリ経営の会社は、自分の会社の利益が出るタイミングが分かっていません。

つまり、どのような粗利を確保できる注文をとれば良いのか?売り上げはどれくらい必要なのか?固定費はどれくらいまで掛かっても大丈夫なのか?という会社の会計指標を持っていないのです。

指標がないとやみくもに仕事をとってきたり、なんとなく、売り上げが増えた気になって、利益が出ない仕事をとってしまったりします。

例えば、100万円の仕事を受注してきたとして、粗利(売上ー変動費)が40万円だったとします。これは、固定費が40万円以下であればトントン、もしくは、プラスの利益を出せる仕事だということになりますが、それ以上の固定費がかかるのであれば取ってはいけない仕事だと分かりますよね?

でも、二つ以上その仕事をとれればどうでしょうか?

今度は、売り上げが200万円になり、粗利が80万円になるので、80万円の固定費はかかっても大丈夫となります。

このように、最初からどれくらいの粗利を立てなければ、利益は黒字にならない!というのを知っておかなければ、仕事の戦略などが変わってくることになるでしょう。

 

つまり、仕事が忙しい理由の一つに、自分たちが黒字になるタイミングの仕事というものを分かっておらず、闇雲に仕事をとったりして、忙しくなっている!ということが多くあるのです。

勿論、その後のお付き合いのことも考えて仕事をとっていることもあるのは分かります!

でも、しっかりとその後にバックエンド(その後に売る高額商品)を用意していたり、回収できる道筋もないのに、何となくでやっていると、必ずそれは時間を圧迫し、自社の利益を圧迫へと導きます!

分かっていて、回収の時期もしっかりと見極めているのなら大丈夫ですが、自社の会計の事を分かってもいないのに、感覚的に仕事をとったりするのは辞めておきましょう!

自分で自分の首を絞めて、仕事をしているのです。

 

さて、上記を考えた時、大事になるのが、まずは、

固定費の変動費化です。

粗利から出ていくのが固定費なのですから、当然ながら、固定費を減らせれば利益は上がりやすくなります。

では、どのように固定費を変動費にすれば良いのでしょうか?

例えば、このような形があります。

営業部隊(成果報酬)、コピー機排除(近くのコンビニで印刷)、社員がやっている仕事の外注化、人件費のベースを低くし、賞与をアップ(変動費化)、パート、派遣、印刷機(外注に出す)

やはり、大きな割合を占める、人件費は、変動費化出来ると、かなりのコスト削減になります。

また、いつもは当たり前のようにやっていた自分の雑作業をアウトソーシング出来ないか?ちょっと意識を向けて考えてみましょう。

意外と外注に出せるものがあるのではないでしょうか?

そうしたものは、パッと見、新たな固定費になるように感じるでしょうが、あなたの有意義な時間を確保するために必要だったりすることが多いはずです。

面倒臭がらずに、

「自分の雑作業をアウトソーシングするとしたら何があるのかな?」

と質問してみましょう。

かなりの時間抽出に役立つはずです。

 

固定費の変動費化が進んだら、次は、粗利の確保ですね!

極限まで削られた固定費+欲しい利益=粗利ですから、絶対に必要な粗利の数字は見えたはずです。

あとは、絶対に必要な粗利の数字を商品一つの粗利で割って、必要な個数を導き出しましょう!

いくつ、その商品を売らなければならないか?出てくるはずです。

通常の会社では、いくつもの商品を扱っているでしょうから、過去の売れ行きなどを見て、どの商品を伸ばせば良いのか?どの商品を無くすのか?等も全て見えてきます。

そこで、そもそもその扱っている商品で必要な粗利分稼げないとしたら、そのビジネスモデルは終わっているのです。

ここに気が付いてください!

 

時代の流れとともに、売れ行きが落ちていく商品やサービスは必ずありました。

ですから、下降傾向にある商品やサービスで、いくらマーケティングを頑張っても、必要な粗利を稼げないと分かったら撤退しないといけません。

そして、いけそうな商品やサービスはマーケティング手法を変えて、売れる方法をテストしていく必要があります。

今、当たり前のことを話しているのですが、非常に忙しい想いをされている経営者の方はそうした根本の部分をデータや数字で確認するのを怠っていることがあります。

ですので、必ず、自社の粗利確保に必要な商品、サービス販売数などは押さえておくようにしましょう。

そうすることで、このビジネスが今後も可能性を持っているか?もう撤退すべきなのか?の判断基準にもなるのです。

 

ちなみに、商品は基本的に、安い商品を大量に売るか?高い商品を少なく売るか?の二つに一つだと思います。

どちらを選ぶにせよ、売るための努力が必要になると思いますので、設計段階から早い段階で利益が黒字になる!という確信を持っているビジネスだけをやるようにしていってほしいと思います。

 

原因②その仕事、何のためにやっていますか?

さて、続いては、その仕事が何のためにやっているのか?です。

冒頭で、「自分はこんなに頑張っているのに、社員は頑張ってくれないんだよなぁ」という話をよく聞く!と言いました。

ここで注意して頂きたいのですが、そもそもの社員の働く動機は何なのか?ということです。

 

社長は、会社を大きくしたいとか、自分のやりたいことを実現したい!とかいう想いがあると思います。

しかし、社員のほとんどは、「生活のため」とか、「給料がいいから」とか、「福利厚生がいいから!」とかの、自分なりの独自の想いを持って仕事をしています。

この想いが重ならない人を社員で雇っても、社長と同じようにバリバリ働いてくれるワケはありません!

自分の関心の外だからです。

流石に少なくなってきたとは思いますが、もう『出世させてあげるぜ!給料上げてやるぜ!』なんて人参はほとんどの若者には通用しません。

それよりかは、社会にどうやったらインパクトを与えられるか?や面白そう!、楽しそう!世界を驚かす!なんかです。

 

勿論、そんな言葉で響かない人も大勢いますが、そもそもそうした大義が響かない人が会社に来てもらうと、やっぱり会社にとってお荷物になります。

しかし、そうした面白そうなビジョンを好んで共感してくれる人が来たらどうでしょうか?

必ず、その大義のためにその人達は一生懸命に働いてくれます!

 

これまでも何度も行ってきましたが、自ら主体的に働こうとする社員を捕まえるのなら、圧倒的に皆が惹かれるビジョンを作ることです!

そうすることが出来さえすれば、あとは優秀な人が勝手に集まってくるので、結果的に社長自身がする仕事も減り、ガンガン仕事が進んでいきます。

私がボランティア活動をやっていた際も、皆、優秀な人が集まってきましたし、目的がボランティアなので、その目標に向かって仕事がガンガン進んでいきました!

如何に、そのビジョンに多くの人が引き寄せられるか?が大事かという証明だと思います。

 

なので、ビジョンを考える際は、自分のため、従業員のため、会社のため、提携先のため、社会のためといくつもの人が巻き込まれる形でのビジョンを作りましょう。

そうすることで、より多くの方が協力し、集まってくると思います。

 

原因③固定売上という視点が無い

また、これも非常に大事な概念の一つなのですが、”売上の固定化!”というモノがあります。

つまりは、毎回働いて売上をあげようとするのではなく、自動化で売上が発生する仕組みを作り上げ、自分の時間を捻出しようという考え方です。

 

実は私、以前はアフィリエイターという職業をやっていまして、インターネット上でWEBサイトを作成し、様々な会社の商品を販売するという仕事をしていました。

知っている方はご存知だと思いますが、このアフィリエイトという仕事は、ネット上でサイトは24時間360日働いてくれるので、一度商品やサービスが売れるサイトを作ってしまうと、後は何もしなくても勝手にお金が入ってきたりします。

つまり、毎回、固定で売上が立ってしまうビジネスモデルなんですね。

この固定売上という概念は良いですよ。

本当に赤字が出ませんから。

基本的に、ずっと忙しい、忙しいと言っている社長さんは、この固定された売上を作る!という概念が無いモノですから、一生懸命働き続けてしまいます。

 

「それはインターネット上の仕事だから、そう出来るかもしれないが、ウチの仕事では無理だよ!」

もしかしたらこのように思った方もいるかもしれません!

しかし、本当にインターネットビジネスだけでしか、こういったことは不可能なのでしょうか?

 

売上の固定化を考えるときに重要なことは、

「どうやったら今のビジネスモデルをシステム化出来るだろうか?」

「どうやったら、今のシステムをモノや他人に委任出来るだろうか?」

「他の会社で固定売上にしている場所はないだろうか?」

等の質問を常に自分に投げかけることです。

そうすると、今まで考えもしなかったアイディアや方法が浮かんできて、固定の売上となったりしますので。

 

ちなみに、どんな例があるかと言いますと、

  • 会員制ビジネス
  • フランチャイズ化
  • 定期課金
  • 定期発注商品
  • ネットビジネスとの融合

等です。

Twitterやフェイスブック、グーグルなどは言うまでも無く広告タイプの固定売上を作っていますし、コンビニフランチャイズ、アマゾンのアマゾンプライム(有料会員制)、ATM、定期メンテナンス会社なんかも全て固定で売上が上がりますよね?

要は、固定化された売上を作ろうと考えながら仕事をしているか?

というのが最も大事なように思います。

固定化された売上を作るには、仕組みを作らなければなりません。

最初の設計段階で考えていなければ作れないのです。

 

こういった考えを毎日持つようになると、自分の仕事が忙しくてたまらない!というのはあまり多くなくなります。

自分の仕事なども外注化させたり、自動化させたりする仕組みを考えるようになるからです。

つまり、全てを自分の時間が空くように考えるようになるというワケですね。

しかも、自分だけの力でなくても仕事が進むようになるので、レバレッジが効きやすくなります。

あなたも是非、自分の会社の固定売上化を考えてみて下さい。

 

結局のところ、緊急じゃないけど、重要なことを考える時間が大事!

今まで三つの原因で考えてきましたが如何だったでしょうか?

いずれにせよ、大事なことは、

自分が楽になるように仕事の仕組みを考え、イメージを作り上げるのが大事!

ということに気が付いたと思います。

 

どうしても多くの人は、目の前の仕事を頑張ろう!頑張ろう!とばかりしてしまいます。

そして、この仕事の多さをどうしたら改善出来るかな?という重要な考えを持つ時間を放棄してしまいます。

忙しいのは分かります。

面倒くさいのも分かります。

考えるのがつらいのも分かります。

しかし、こうした緊急じゃないけど、重要なことを考える時間が最も大事で、ここに一番の労力をかけるべきではないでしょうか?

 

以前も紹介しましたが、私の教本とも呼べるビジネス書があります。

有名な『七つの習慣』です。

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この本は、如何に、緊急ではないけど、重要なことを考える時間が大切か?を教えてくれますし、何が?その”重要なことなのか?”を考えるフレームを与えてくれます。

私の経営知識はほぼ、この本がベースになっているといっても良いでしょう。

それくらい衝撃を受けましたし、自らの血肉になってくれました。

 

七つの習慣の最初の方のページにも出てきますが、要は、大事なのはパラダイムシフトです。

今ある原因はあなたが作り出しているのであり、あなたが変われば今の状況から抜け出すことが出来ます。

目先の仕事が大事!⇒どうやったらこの仕事をシステム化して、自動化出来るだろう?

このような目線にシフトしてみて下さい。

そうすれば、あなたの仕事は激変するはずですよ。

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